平成29年８月１８日〜２０日まで開催されました、船越義珍杯について一言感想を述べさせていただきます。

　まず、大会前に開催されたセミナーは、世界各国から281名の参加を得て、２日間に亘り盛大に開催する事が出来ました。このセミナーでは、各国で指導している指導者クラスから、現役で活躍する選手クラスまで幅広い層に、武道空手の技術を細部に亘り指導する事が出来ました。これは、今後の空手協会発展に多いに寄与する事と確信しています。

　また、初日に開催された少年大会についてですが、年齢が低いクラスにおいては、従来通り日本勢が上位を占める傾向にありますが、年齢が上がるに連れて、外国勢の活躍、強さが目立って来ます。特にカデット(19歳〜21歳)の部ではヨーロッパ勢、特に男女ともにロシア勢の強い組手が印象に残っています。

　２日間に亘り開催された一般の部では、形、組手とも、フランス、ベルギー、ドイツとともに、今回は、アルゼンチン、ブラジル、チリ等の南米勢の活躍が目覚ましかったのが嬉しい所です。全体で見ますと各国ともに形のレベルが著しく向上したと感じられました。

　これもひとえに、現地で日夜に亘り熱心に指導している指導者のお陰と感謝しております。

　今後も現地と図り、世界各国の空手協会の実力を上げるとともに、日本勢も、もう一度地力の養成を図り、次回２０２０年、日本開催予定の世界大会を素晴らしいものにして行きたいと考えております。

今後とも、皆様ともに空手協会の発展を強力に推し進めて行きたいと思っています。ご理解、ご協力の程、よろしくお願い致します。

中 達也