日本空手協会・タイJKA代表の大村藤清師範が2023年10月30日に永眠されました。70歳でした。大村師範は1978年4月、2年間の研修生期間を経て総本部指導員として指導を行う一方、選手としても全国大会の組手の部で優勝するなど活躍されました。

その後、タイ王国に派遣されてからは、タイ一国のみならず近隣諸国を精力的に回ってJKA空手の指導・普及にあたりました。また、アジア会議・合宿を主催し、2015年と2019年の2度のアジア大会をタイで主催するなど、アジア地区の国際理事として日本空手協会のアジアにおける発展に多大なる貢献をしたことは皆様がご存じの通りです。

総本部道場でともに稽古し、切磋琢磨した日々は私どもにとって忘れえぬ思い出となっております。また、国際理事として頼もしい存在でもありました。その師範のご逝去に接し、私共日本空手協会は驚きと寂しさを禁じ得ません。大きな財産を失ったという思いとともに、あまりにも早く訪れた別れに言葉もありません。

ここに謹んでお悔み申し上げますとともに、大村師範のご冥福を心よりお祈り申し上げます。